リフティングの練習をあまりやらない兄コゾーと身勝手に怒鳴る父
春から4年生になる兄コゾーのリフティング。
現在の最高記録は右足のインステップで70回。
毎週見てますけど、去年からあんまり変わらない。
記録が伸びない原因は、まぁあんまり練習しないからでしょう。
コゾーにとって、リフティング練習はおもしろくないようで、1対1とか、シュートとかをずっとやりたいって言って、リフティングに時間をとらないんですわ。
リフティングできるからサッカーがウマいわけではないけれど、サッカーのウマいヤツでリフティングが下手なやつはいない。
よく語られるフレーズですよね。
周りの子は、やる子はやっぱやるんで、年下の子でも100回超えてる子がチラホラ出てきました。強豪チームの子たちは、2〜3年生で2000回とか・・。
そんな情報を聞いてしまうと、あまりリフティングの練習をしない我が子にキツく怒鳴ってしまうときもありました。
リフティング1000回ぐらいできんかったら、これ以上ウマくならんぞ!
おまえいったいどないなりたいねん!
親の自分もできないのに勝手な話ですよね…。
コゾーなんにも悪くないのに…。
そもそもなんで父は怒ってたんだろうか?
なぜ父親の僕がそんなに怒ってたんでしょうか?
それはきっと夢を見てたんでしょう。
「自分の子供は、3割増しにウマいと思ってしまう」って、よく言われますけど、ホントその通りだと思います。
おれの子、結構ウマくない?センスあるんじゃね?ちゃんと練習したら…。
ひょっとしたら、
ひょっとしたらさ〜!
プロになれんじゃね!?
そんな錯覚に陥る瞬間があります。
それが故に、子供に大きな夢を見てしまって、せっかくやるんだから、どこでも無双するぐらいウマくなって、プロを目指してほしい!って勝手に思ってたんでしょう!
だから基礎練習のリフティングぐらい、テレビで見る天才キッズのようにできて当たり前やんと。ちゃんと練習したらおまえもできるハズやん?って。
それでイライラしてたんだと思いますわ。
とにかくテレビやゲームが大好きなコゾーたち。
休みの日はほっといたらず〜っとケタケタ笑ってるだけ…。
テレビばっか見てねえで!
ゲームばっかしてねえで!
リフティングの練習ぐらいちゃんとやれや!
ついつい怒鳴っちゃってました。
サッカーは楽しくやるもんだ!
もっぺんそこに戻ってきました。
前回紹介した「少年サッカーは9割親で決まる」を読んだ影響も大いにあると思います。
どちらかといえば精神年齢が低めの兄コゾーに、今それを求めてもダメでしょうし、
なにより親が強制することじゃないなと。
プロを目指すにしろ目指さないにしろ、サッカーは楽しくやるもんですもんね!
特に小学生の間は、幼稚園のころから一緒にがんばってきたチームメイトと楽しくやった方がいいですよね。
本人がもっとウマいチームでやりたいって思わない限りは。
普段の練習してるだけでも、徐々にボールの扱いが上手くなっていって、そのうち急に何かつかめるかもしれないですしね。
焦らずに取り組もうかと。
他人のリフティング回数と、イチイチ比べられるのも嫌やわな。
結局、キツく言ったところで、本人が自主的にやらないことにあまり意味はないでしょう。
だから怒らないように、自分から動くように、補助的な声がけに徹するようにしようと思いました。
1回でも記録が伸びたらそれでいいやんって。
今週伸びて、来週伸びなくても、その後また伸びたらそれでいいやん?って。
そう思ったら、なんか全然イライラしなくなりました。
今年の目標は300回!
兄コゾーのリフティング、今年の目標は300回だそうです。
がんばれ!
今日は72回できました。
2回伸びたやん!
あと228回や。少しずつ積み重ねていこう!
いっぱい褒めてみますわ。